開発ウラ話

カバンの中身シリーズの今後編

カバンの中身シリーズが出来るまでのこだわり話とうんちく話。

企画再考のポイント

日頃ご愛顧を頂き誠に有難うございます。
カバンの中身シリーズも、最初のアイテムの発売からお客様に随分と育てていただきました。貴重なご示唆に富むご意見を多数頂戴しました。本当に有難うございます。

新製品を発売し、6アイテムとなった今日、今後のアイテムの開発をもう一度深く考えなおす必要性を感じております。
改めて初心に帰り、皆様の様々なご意見を真剣に捉えて企画に生かして参りたいと・・・気持ちを新たにしております。
カバンの中身は、まず自分自身の「困った」に対応して考えた商品ですから、皆さんの「困った」をないがしろにしては独りよがりの商品の謗りを受けるべきですから・・・。
今回の企画再考のポイントは『自己否定』かもしれません・・・。

使う人の立場で考える事

もっと小さいA4サイズのものを・・・変わらぬ収納性で実現したい・・・が夢になってきました。実装度を上げるしかないのですが、要望の多かった大型ポケットの採用が設計上のネックになっていました。つまり、小さいA4に大型のポケットをつけると、あきらめるポケットが多すぎるのです。もとより、「カバンの中身」はバラバラになりやすくカバンの中で動き回る「小物」の収納に特化したコンセプトで作っています。なぜなら、カバン自体は大きい物を収納できるし、そこそこのポケットや仕切りは付いていると考えたからです。つまり大きい物はもともとのカバン自体に任せましょうと・・・。だからこそ、「カバンの中身」に意味があるのだと・・・。

◆Pen&Card
『使う人の立場で考える事』この基本は本当にできているか?最近は弊社の都合が優先していないか?反省しております。

例えばペンホルダーやカードホルダーです。
もともとスペースの無いA4を考える時、初期のB4の収納性が全然確保できなかったので、厚み方向へ重ねたカードホルダーとペン差しペン受けの実装は、本人も名案中の名案だと思って、一人悦に入ってました。
しかし、これもお客様の使用実態に合わなければ、ただの「押し付け」・「間違い」ではないか?・・・自社で考えた得意な仕様を、自社で白紙にする事をいとわない・・・この態度を再確認したいと思います。

今後ペンホルダーが過剰と言うお声、ちょうど良いというお声、再度考えてみたいと思います。
『ここはこれで良いんだ』とか『ここはこう言うものだ』とか言うような固定的な観念になりがちですので、自らを戒めたいと思います。
新製品の開発に向けて、何らかの対策を考えたいと思います。

いつもさらに上を求める事

『いつもさらに上を求める事』このこともぜひ実現したい大切な事と思っています。
例えばiPodの大ヒットのように、今後もお客様の持ち物の変化、ライフスタイルの変化は絶えないと思います。
お客様の声を活かしつつ全てのアイテムをバージョンアップしてまいりたいと思います。

B4やA4は本当に今のままで良いか?・・・携帯電話のサイズやPDAポケットなど検討の余地、大でしょうか。
リュックの中身はさらに使いやすくできないか?・・・まだまだ、やり残しがあると思います。最近色々見えてきました。
バッグの中身の底部のボードを曲げた工夫はどうか?・・・良い面ばかりではありません。使いこなし提案ももっとサイトに必要ですし・・・。
カバンの中身PCは・・・かなり検討した商品ですが、さらに上を目指したいと思います。課題も今後どんどん出てくると思います。
カバンの中身トートは・・・既に頂いたご意見にあるように、カジュアルの意味をもっと考えた機能も検討したいと思います。

そして、さらに・・・

そして『お客様に頂いた「夢」も実現したい』のです。
革の製品です。これも本格的に開発・商品化を進めています。予想以上に時間が掛かっておりますが、夏には皆様にお目に掛ける事ができるでしょうか・・・。

さらに、大きな課題、全面がテープファスナーで自由にポケットを配置する製品への挑戦・・・商品企画の纏め方も相当困難と思いますし、コストとの戦いにもなると思います。でも全面は無理だとしても、要素を取り入れたい企画です。

黒子に徹しつつ機能を補完する・・・。みなさまのカバンの「収納の問題」にお役に立ちたい・・・。こう言うポリシーをブレることなく進めて行きたいと思います。
新製品の企画も現在さらに2アイテム・・・既存商品の見直しもきちんと進めたいと思います。
今後とも温かいご指導・ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。

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